今回紹介するデッキは、発売されたばかりのスーパーデッキ『マッド・ロック・チェスター』のカードを使った「黒赤緑MRC」だ。余分なギミックを排して安定性を高め、まさに構築済みの正統進化版とも言えるデッキに仕上がっている。
◆
◆
この「黒赤緑MRC」の勝ちパターンは、「5マナ溜まった時点で《M・ロマノフ》を召喚、メテオバーンで《大地と永遠の神門》を放ち、《C・ロマノフ》を即リンクさせる」というものだ。マッドチェスターが完成してしまえばパワー&打点不足は解消されるし、相手のターンに片方が除去されても、《C・ロマノフ》を残しておけば、墓地から《神門》を唱えることによって再びリンクさせる事が可能となる。
そこで、このデッキは上記の流れを出来るだけ早く決めていくことを意識した構成になっている。《ダンディ・ナスオ》でのマナ調整、《プライマル・スクリーム》による墓地肥やし&手札補充、《青銅の鎧》《ヤミノディヴィジョン》等による《M・ロマノフ》の早出しなどによって、マッドチェスターの早期完成を狙っていくのが、このデッキの基本的な戦術だ。一度流れに乗ってしまえば、後は攻撃しながら《神門》や《デス&リバース》による展開と、《デーモン・ハンド》等による除去、更に《焦土と開拓の転変》によるマナ破壊を状況に応じて打ち分けていくだけで、そのまま押し切ることができるだろう。
| ダンディ・ナスオ | このデッキの肝。マナに《神門》と《C・ロマノフ》、墓地に黒のクリーチャーを用意し、いつでも《M・ロマノフ》から回るようにするのが主な仕事。余裕があれば《C・ロマノフ》まで墓地に送っておきたいが、2枚出すのは手札的に結構厳しいので、その辺はゲームメイクと相談だ。終盤でも、山札のシャッフルをしたり、《神門》でロマノフを繋げる状況を作ったりと、活躍の機会は多い。 | | 天真妖精オチャッピィ | ストライクバックのいぶし銀。獄門カウンターの頭数にしたり、墓地に落ちた呪文をマナに戻して《M・ロマノフ》で再活用したりできる。 |
| 邪眼獣ヤミノディヴィジョン | 疑似ブーストかつ高パワー。おまけに黒いので墓地に落ちても《C・ロマノフ》の種になる。意外とタップ能力を使うチャンスはあるので、良く盤面と墓地の状況を整理しておこう。 |
| 魔光蟲ヴィルジニア卿 | 墓地からロマノフを引っ張ってくる人。うまく《神門》からロマノフが繋がらなかった時は《プライマル・スクリーム》でコイツを回収しておくとその後の展開に余裕が出来る。ナイトでもあるので《ヤミノディヴィジョン》のタップ能力にも絡めるぞ。 |
| 邪神M・ロマノフ | ロマノフラッシュの初動を担う、赤のロマノフ。マナが減るのは想像以上に痛いので、緊急事以外は迂闊に出さずに、《神門》からのコンボ始動状況が整うのを待つのが良いだろう。山札が削れやすいので、終盤まで残しておくとやや危険。 |
| 邪神C・ロマノフ | 《神門》を更に次に繋げる、黒のロマノフ。墓地進化の条件が結構引っ掛かって来るので、序盤はとにかく《神門》からコイツを引っ張りだせる状況を作ることに専念するのがコツ。終盤は、墓地が肥えている事もさることながら、山札回復も狙えるため非常に強い。 |
| 邪神R・ロマノフ | まさかのバニラなロマノフ。ほぼ《ヴィルジニア》か《ヤミノディヴィジョン》でしか出せないが、それでもこのデッキに不足しがちなパワーを一発で補えるのは非常に心強い。 |
| プライマル・スクリーム | 墓地肥やし兼墓地回収。終盤にしか打てなかった従来の墓地回収と異なり、序盤から積極的に打っていけるのがこのカードの最大のポイント。手札が悪い時はこれで強引にコンボパーツを集めてこよう。中盤以降では《ヴィルジニア》を拾うという役回りも。 |
| 焦土と開拓の転変 | 言わずと知れた最強ランデス呪文。主にコントロールへの足止めに使うが、マナが減りがちなこのデッキにとって1ブーストは非常にありがたい。特に、マッドチェスター完成後に墓地から放つこの呪文は非常に強力だ。 |
| 爆進デス&リバース | 除去と展開を同時にこなす新呪文。《破壊と誕生の神殿》と役割りが似ているが、こちらは《C・ロマノフ》単体でも打てる点、安定してクリーチャーを展開出来る点が特に優れている。 |
| 大地と永遠の神門 | このデッキの核とも言えるカード。序盤はこれがマナに置けるかどうかが勝負のポイントになってくる。手打ちはそこまで狙えないので、中盤以降でも引いたらマナに置き《M・ロマノフ》から打っていく方が良いだろう。 |
序盤はとにかくマッドチェスターを完成させるのに専念し、完成したら呪文を連発しながら追いつめていくのが、このデッキの基本スタイルだ。
ロマノフをリンクさせずに並べていくプレイングは、メテオバーンがすぐ使えるという長所があるが、S・トリガーやニンジャストライクで崩されやすいという難点がある。もちろん状況に応じて戦法を変えていくべきだが、決着が付きそうな状況以外では、基本的にはリンクさせていった方が安全だと言えるだろう。
デッキ名は、Primal Scream "Rocks"から。